どこが最適?三苫薫の移籍先(ラリーガ編)

三苫薫の移籍先について

現在、日本の夜を毎週盛り上げてくれている男と言えば三苫薫であろう。左WGを主戦場とする彼はプレミアリーグブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCに所属しているが、ビッククラブ行きもそう遠くない未来だ。今回はラリーガのチームに注目してどのクラブが適しているか検証していく。

レアルマドリードの場合

レアルマドリードのシステムは4-3-3である。そのため三苫薫が移籍した場合、左WGで使われることになるだろう。現在、左WGはヴィニシウス・ジュニオールがスタメンとして使われている。アンチェロッティが監督になってからカリム・ベンゼマと共に絶対的なスタメンとして攻撃陣を牽引している。また、控えにはロドリゴゴエスエデン・アザールがいる。ロドリゴゴエスは右WGを主戦場とし、エデン・アザールはレアルに来てから調子がなかなか上がっていないため、三苫薫がレアルに加入した場合、ヴィニシウス・ジュニオールに次ぐ、右WGの2番手だろう。現在の活躍なら十分ヴィニシウス・ジュニオールと渡り合える実力があるが、アンチェロッティは絶対的な信頼をヴィニシウス・ジュニオールに置いているため、スタメンとして出るのは難しいだろう。このことからレアルマドリードは最適な移籍先ということはできない。

バルセロナの場合

バルセロナのシステムは4-3-3である。そのため三苫薫が移籍した場合、レアルマドリード同様、左WGで使われることになるだろう。現在、左WGにはアンス・ファティ、フェラン・トーレスがいる。また、左WGを主戦場とするウスマン・デンベレ、ハフィーニャも右WGで使われることもある。人材は足りているようだが、左WGで現在使われているのはガビである。攻撃時は左サイドバックのバルデやジョルディ・アルバが攻め上がる左肩上がりの形になり、ガビは中盤の組み立てに参加する。これがバルサの好調を支えている形であるので、どうしてもアンス・ファティ、フェラン・トーレスが溢れてしまっているのが現状だ。そのため三苫薫が加入した場合でもこの形は変わらないだろう。また、純粋な左WGを置いてない今でも人材は豊富なためスタメンとして出るのは持ち前のスピードで好調の要因を支えている守備陣の怪我がなどがないと厳しいだろう。このことからバルセロナは最適な移籍先ということはできない。

アトレティコマドリードの場合

アトレティコマドリードのシステムは3バックなどさまざまだが、一番多いのは4-4-2である。そのため三苫薫が移籍した場合、主に左MFで使われることになるだろう。現在左MFはヤニック・カラスコがスタメンとして使われている。控えにはトマ・レマルがいて、どちらも良い選手であることは間違いないが、たびたび移籍の噂が出るなど、絶対的な地位は確立していない。そのため三苫薫が移籍した場合、スタメンとして出場する可能性が高い。また、3バックのシステムの場合、左WBとして使われるだろう。この形はワールドカップと似ていて、ベルギー時代にもやったことがあるため、十分に対応することができるだろう。ドリブル突破が注目される三苫薫であるが、守備の強度もとても高い。これはシメオネのサッカーと合致するのではないか。このことからラリーガの中での最適な移籍先はアトレティコマドリードである。